読書『はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと』
読みました。
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編 (BOOKS)
- 作者: アンダンテ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/06/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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作者の方のブログを見つけて、面白かったのでつい大量の記事をどんどん読んでしまったのですが、書籍化されていたので買ってみました。文章もユーモアもあって読ませる上手さですし、実践されたことも細かく書かれていて参考になります。具体的には、例えば漢字学習のエクセル管理とか。でもあれやるの大変そうだなぁ。なんかうまくアプリとかでできないかしら。たぶん誰か作ってるよね。探してみよう。
しかし何より共感したのは「子どもに似合った学校を志望校に選ぶ」という姿勢です。偏差値が高い学校に行ってほしいというのは皆さん思うのでしょうが、偏差値が高ければ良いってものじゃないよね、と。といって、偏差値を度外視するというわけでもなく、偏差値も含めてその子に似合った学校を選ぶのが良い、という話。なんのために受験するのか?いい大学に入ってほしいから、だけではなくて、10代の貴重な時間を価値あるものにしてやりたい、という目的も重要ですよね。
僕は、大学を選ぶ頃には本人が自分なりに決断をして進んでいってほしいという思いがあります。それこそ親の反対を押し切ってでもやりたいことがある、というくらいの気持ちを持ってほしい。いや反対しなくて済むに越したことはないんですけどね。でもなんとなくで大学に行かないでほしい。そのときに「選ぶことが出来るポジション」を確保させたいというのがもう一方にあります。だから学力的なランクも重要なのですが、やっぱり特に私学は理念がありカラーがあるものです。良い先生や友人にも出会ってほしい。だから偏差値の序列にばかりこだわるより、校風や学業以外の特色も重視したほうが、総合的に有意義な生活が送れるだろうというのは、本当にそのとおりだと思います。
それにしても、またろう君のイラストがめちゃかわいい。あんなふうに家族のイラストを描いてくれるなんて、羨ましいですね。