もくもく学習帳

2011年生まれの息子と父の学習帳

理想的な漢字教材を探す旅

ひらがなの練習のペースを考えると、やはり入学前までにカタカナが一通り練習できればまあいいかな、という雰囲気です。まだまだ「鉛筆で字を書く」こと自体の練習という面も大きいですし、持ち方もまだ気をつけていないとクセが抜けていないので、引き続き丁寧にやりたいと思っています。

といいつつ、書店で漢字教材を物色しています。もー教材探しってホント楽しいねー(笑)

 

息子の特性と我が家の事情、僕の考え方を総合すると、求める条件はこんなかんじ。

  1. 成り立ちの説明がある(甲骨文字や金石文がついていれば理想的)
  2. 見やすい書き順の表示がある
  3. 音訓それぞれの用例が一通りついている
  4. 字形の注意点が示されている(とめ、はね、はらい、線の長短など)
  5. 意味や用法によるグループごとの配列(50音順はイヤ)
  6. ページ単位で日々のルーチンに組み込みやすい
  7. 1回に学ぶ文字が少ない(2文字ずつやるつもり)
  8. 1文字の書き取り練習の回数が少ない
  9. 定期的に復習ページがある
  10. 見た目がキレイ

で、これが案外厳しい。なかなかいいものが見つかりません。『下村式 となえておぼえる 漢字の本』と『下村式 となえて書く 漢字ドリル』が有力候補だと思っていたのですが、まず一冊にまとまってればいいのに、というのと、書き取り練習の量が多いので調節しないといけない点がイマイチです。この、練習量が少ないというのが意外と厳しい条件で、漢字ドリルといえば修行のように繰り返すのが主流のようです。最初にたくさん繰り返すより時間を置いてタイミングよく復習するほうが効果的だと思うんですが…(忘却曲線的に)。

成り立ちについては『漢字なりたちブック 1年生: 白川静文字学に学ぶ』もよさげと思って見てみました。私も『字統』とか好きだし。でも「村」が「邨」で説明されていて、いつのまにか「村」が使われるようになった、という微妙すぎる解説があってちょっとなあ、と。

 

ドリルと解説はわけて考えたほうがいいんですかね。で、ドリルではなく文字の解説をしている教材としては、サピックスのがかなりイケてると思いました。 

SAPIXの漢字学習字典 SAPI×漢 (サピックスメソッド)

SAPIXの漢字学習字典 SAPI×漢 (サピックスメソッド)

 

 6年分の漢字について、僕が必要だと思う情報が非常に要領よくまとめられています。成り立ちは全部に詳しく載っているわけじゃありませんが、要所要所で金石文なども出ています。用例も多くはないけど必要十分、あと特に字形の注意点が詳しいのが良いです。

しかしさすがにまだ本人には使えないし、僕が教え方のポイントを押さえるのにいいな、という程度です。だから、これと何か練習量控えめなドリルを組み合わせるのが良さそう。

 

で、これはキタかも…!と思ったのがこちら。

かん字ステージ100 1・2年生―小中一貫教育国語科

かん字ステージ100 1・2年生―小中一貫教育国語科

 

 1ページごとに日付けをつけて進めるタイプで、2文字ずつ、書き取りも少なくて復習のページもある。見た目もスッキリしていて好みです。これこれ、これじゃないの?

ははぁ、これ品川区の小中一貫教育向けなんですね。そしてしかし、ネットにはこの漢字ステージを大きな負担と感じている品川区の人たちの意見も結構あるようで…ふーむ。でもまあそれは進め方の問題なのかなぁ。あと学年ごとに習う漢字に普通とズレがあるかもしれないというのが多少気がかりです。もうちょっと調べてみよう。もしこれでいけそうなら、初回はこれで学習して、それとは別に用例中心のドリルで復習するというのはどうかな、というのが今のところのイメージです。もっといいのが見つかればそっちでやりますが。

 

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